こんにちは。
今回は長期の資産運用する際に重要な、複利効果についてです。
トレーダーの方は「もう知ってる!」という方が多いかもしれないですが、おさらいという事で読んでいただけると幸いです。
◯金利は2種類ある
金利を体験するのに一番身近なものの一つに銀行の預金がありますよね。銀行にお金を預けると、預けた金額に対して利子を受け取ることができます。
・単利
預けたお金に対してのみ、利子がつきます。
100万円を年利10%の銀行に預けたとします。一年目に10万円、二年目に10万円、三年目に10万円と最初に預けた100万円に対して10%ずつ利子を受け取ることができます。
・複利
預けたお金と利子で受け取ったお金に対しても利子を受け取ることができます。単利の場合と同じ100万円を年利10%で銀行に預けます。一年目に10万円、二年目は11万円、三年目は12.1万円と利子が発生する時点で預けている金額に対して10%の利子を受け取ることができます。
・単利と複利の差
100万円を年利10%で20年間運用したとします。
単利の場合 100万円→110万円→120万円…300万円
複利の場合 100万円→110万円→121万円…673万円
その差373万円で単利の場合の2倍以上増えていますね。複利の効果は時間軸が長くなればなるほど指数関数的に大きくなってきます。
〇複利を活かした資産運用
複利を活かした金融商品は数多くあります。その中で筆者が実践してブログで公開していくものを2点ご紹介いたします。どちらも長期で複利を得ていく金融商品の代表格ですので、すでに実践されている方もおられるかもしれません。
・高金利通貨積立(スワップ運用)
為替やFXと呼ばれる取引では日本円で他国の通貨を売買することができ、他国の通貨を保持している時は、その国同士の金利差で利子(スワップポイント)を受け取ることが出来ます。(逆に支払うペアもあります。)
このスワップポイントは毎日決まった時間に受け取ることが出来ますので、利子を受け取った分で再度他国の通貨を購入すると、再購入した分に対しても翌日またスワップポイントが貰えます。
毎日受け取ることができるので、一日一回小まめに購入する事で無駄なく複利効果を得る事ができます。(土日祝日の分は木曜日などまとめて受け取りになる)
デメリットは通貨の価値が変動する事ですが、詳細は下記記事にまとめておりますのでぜひご覧ください。
・積立NISA
積立NISAは投資信託への投資額が年間40万円までならば、運用して得た利益が非課税になるという制度です。しかも非課税期間は20年と非常に長い事から、老後を目標にした資産形成に人気があります。
積立NISAで購入できる投資信託はほぼ全て『再投資型』と呼ばれるもので、利益が出ると再度同じ投資信託へ投資するという仕組みです。つまり投資信託を購入するだけで勝手に複利運用してくれるという、サラリーマンにはありがたいシステムです。
※出典 金融庁ホームページNISA特設ウェブサイト NISAとは?
NISAという制度は現在3種類あり、非課税期間や年間の投資額など差別化がされています。NISAの口座は証券会社や各金融機関で行いますが、1人につき1種類のNISAしか開設できませんのでそこだけ注意が必要です。
ポイ活トレーダーは少額からの長期運用スタイルですので、筆者は積立NISAをおすすめいたします。
もちろん投資信託は金融商品ですので元本割れのリスクはあります。ただし長期運用の金融商品ほど安定した利益を生み出しやすいです。
銘柄の選び方など詳細は下記記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
〇まとめ
かのアインシュタインをして『人類最大の発見』と言わしめた複利の魅力をご紹介いたしました。
『複利運用はすごい!だけど何から始める?』という方は積立NISAをおすすめします。開設する金融機関によりますが、多くは100円から始めることができます。お小遣いの中からだったり毎月余った小銭で投資など、個人の生活に合ったスタイルでの投資が可能です。
日々変わっていく自分の資産状況を見るのは毎日の楽しみになりますし、ポイ活の励みになりますよ。